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あんこのはなし

餡焚き屋中井

"餡焚き屋中井"のモットーは
「おいしいあんこのおいしい和菓子」

おいしいあんことは、小豆の香りがするあんこ。小豆の味がするあんこ。ふっくらむくっとしたあんこ。

昔の和菓子屋さんは、朝暗いうちから起きて、もち米を蒸し、お餅を搗いて、大福を作る、というのが当たり前のことでした。ところがいつの頃からか流通のことや原材料の変化に伴い、前日やもっと以前に作られた商品を売ることが当たり前のようになっています。その為日持ちのことを考え、砂糖の量を増やしたり保存料・添加物を使用し流通のことばかり考えた和菓子があちこちに広まるようになりました。

不思議なことに、お砂糖を増やして糖度の高いあんこを炊くと、たちまち小豆の香りが薄れていきます。先代の社長(私の父)がいつも言っていた「本当に美味しいあんこを、皆様に味わっていただきたい!!そして、本当の小豆の香りを体感していただきたい!!」そんな想いを大切にし、餡焚き屋中井では、「おいしいあんこのおいしい和菓子。あんこの香りのするあんこ。」にこだわって日持ちはしないけれど、何気なく一つ食べて、二つ、三つと手を伸ばしたくなるおいしいあんこのおいしい和菓子を作りたいという思いを込めながら、毎日丹精込めて餡を炊き、おいしい和菓子たちを作っていきたいと思っております。

 

ほんの少しですが、あんこができる工程をご紹介します。

まず、つぶ餡とこし餡は作る工程が異なるため、つぶ餡専用の鍋とこし餡専用の鍋とに別々に分かれています。

 

あんこ

つぶ餡

つぶあんは、約半日かけて小豆の粒をつぶさないように、弱火でふっくらと小豆の風味を生かして炊いていきます。 途中何度か渋切りをして、たきあがった小豆にお砂糖を加え、蜜をじんわりしみこませながら炊いていきます。

こし餡

こしあんは、小豆を柔らかくなるまでじっくり炊き上げた後、豆をすりつぶし、豆の皮を捨て、呉(豆の中身)を水で何度もさらし(季節や豆の具合で調節します)水気を絞りきった呉にお砂糖をあわせながら炊いていきます。




素材のはなし

小豆

小豆

当店では、北海道産の大納言小豆を使用しています。 毎日、店内厨房で炊きあげるので小豆の美味しさが、風味がそこなわないうちに、皆様に食べて頂けるできたての美味しさが一番のごちそうです。

塩

お菓子をのかくし味に大切な「塩」。ほんの少しの塩がお菓子全体の味をひきしめる、大切な脇役です。 餡焚き屋中井では、天然ミネラルたっぷりの沖縄「粟国の塩」を使用しています。

うるち米

うるち米

「仁多米」は島根県仁多地方でとれるうるち米です。 おいしい白いご飯として食べる仁多米は当店では贅沢にもお団子や柏餅などに。(米粉は一切使わず、100%うるち米を蒸して搗きあげます) お餅にした時の風味、コシの良さはまさに絶品!

もち米

もち米

島根県仁多地方の水清らかな棚田でとれるもち米は、日本一ともいわれています。餡炊き屋主人がほれこんだコシの強さと、キメの細やかさ。お米そのものの風味を大福やおはぎ、あん餅でたっぷり味わって下さい。

大豆

大豆

当店では北海道産の大豆を使用しています。前日からお湯につけて大豆をもどし、朝一番に圧力鍋の火にかけて、大豆の餡(くるもちの餡)を作ります。作りおきはせず、毎朝炊きたての餡で作るくるみもちは香りがひと味ちがいます。